10月21日（金）3年ぶりに年中のお泊り体験保育がありました。登園後、文京区にある「ふくの湯」に銭湯体験へ出発。この日の男湯は「リンゴ風呂」で甘酸っぱい香りの湯に漬かりながら大浴場を楽しみました。お風呂から戻ると、幼稚園ホールで夕食のカレーライスを食べました。いつもの給食とは違って「おかわり」をする子や、苦手なブロッコリーに挑戦する子もいました。食後はホールのお掃除タイム。雑巾がけレースでは、先生も参加して楽しくホールの床を磨き上げました。夕食後はお楽しみの「園内探検」で各自お家から持ってきたライトを手に、本堂やほっとルーム、廊下を探検しました。廊下には、事前にカラーセロファンのステンドグラス灯篭を準備し、LEDキャンドルを灯してライトアップし幻想的な空間に歓声が上がりました。ほっとルームでは、子どもたちが描いた蓄光クレヨンの星座を楽しみ、スタープロジェクターでプラネタリウム体験をしました。電気を消すと浮かび上がる星座を観ながら「年長さんになったら、あすなろの里で本当の夜空を観ながらキャンプファイヤーをやるんだね!!」と話をする姿もありました。探検後は、今日履いていた靴下をゴシゴシと手で洗う体験をしました。なかなか綺麗にならない靴下に苦戦しつつも、もこもこの泡の感触や、香りを楽しんで「お洗濯好き♪」という声もありました！ホールでいよいよ眠る準備。園長先生が「パパ　おつきさまとって!!」の大型絵本を読み聞かせてくださいました。女の子たちは、髪の毛を解き、男の子たちもそれぞれ用意したぬいぐるみを抱えて布団に入ります。興奮して疲れたのか、布団に入るなりスヤスヤと眠る子もいれば、布団の隙間から周りをみわたしてお隣さんと目が合ってクスクス笑ったり、先生に暫くそばにいてもらって安心して眠ったり…みんなそれぞれの方法で幼稚園で過ごす初めての夜を迎えました。

　2日目は6時半起床。いつもより早いという子もいましたが、日の出とともに起きだす子も多く「まだ静かにしていようね」の先生の呼びかけに近くのお友達とひそひそ話に切り替えて、今日の洋服の話や、お母さんが御迎えに来た後のお出かけ予定など、色々なトークで楽しい時間を過ごしました。朝食は、幼稚園近所の「めぐみ庵」の「特製おむすび」でした。ほんのり甘い卵焼きや、ウインナー、沢庵もついていて、とてもおいしくいただきました。

　いよいよお迎えの時間。みんなと過ごす時間は楽しかったけど、大好きなお父さんお母さんのお迎えにほっとした表情を見せる子ども達。離れていた時間はそれほど長くはなかったかもしれませんが、このお泊り体験保育で、子ども達のベスト10に入るほどの大きな経験が出来たと思います。あと半年で年長になる子ども達。楽しい事、うれしい事、大変なこと、悲しい事、寂しい事・・・沢山の体験をこれからもお友達と共に経験して豊かな心を育んでいってほしいです。